「研究職って忙しいの?」「ブラックなの?」これから研究職を目指す人にとっては気になる点ですよね。大学の研究室から想像すると大変な印象を持つ人も多いと思いますが、その実態はどうなのでしょうか?本記事では、研究職の働き方について私の実際の体験を踏まえ解説します。

目次
1. 研究職の業務スタイル:定型業務ではない
研究職の業務は、工場や事務職と違い日々ルーティンワークが続くわけではありません。新しい問題や課題に直面するたびに、その場その場で対応を考え、解決策を見つけていく必要があります。
例えば、思うような結果が得られない場合や、新たな研究テーマが突然持ち上がることもしばしばです。そのため、柔軟な思考力と対応力が常に求められます。
こういった作業が大変と思うかどうかは、その人次第であり、自分にとって研究職が向いているかどうかを考える必要があります。
2. 研究職の忙しさ:個人次第で大きく変わる
研究職の忙しさは、個人の仕事の進め方や研究の進行状況によって大きく異なります。
特に、研究の内容や難易度、進捗具合によって、突発的な対応が増えたり、逆に比較的落ち着いている時期があったりします。また、自分でスケジュールを調整できる場合も多いため、効率的に時間を使うことができる点は、研究職の魅力の一つと言えるでしょう。計画的に物事を進められる人は、余裕をもって仕事をしている印象です。
ただし、重要な会議や顧客報告前には一気に忙しくなることもあります。私も実際に残業時間がほぼ0の月もあれば、30時間を超える月もあります。
3. プレッシャーはある?
研究職では、定期的に一定の成果を求められるプレッシャーが存在します。
企業の研究開発部門であれば、新しい製品や技術の開発、プロジェクトの進捗報告などが求められることも多いです。一定の期間内に成果を出さなければならないプレッシャーは、特に若手研究者や新プロジェクトの担当者にとって大きいかもしれません。ただし、成果を上げれば評価されることが多く、自分の頑張りが形や評価として現れるのは研究職のやりがいかもしれません。
4. 研究職の裁量と柔軟性
研究職は、その裁量の大きさと柔軟な働き方が特徴です。
たとえば、勤務時間の調整が比較的自由であり、フレックスタイムやリモートワークを活用することで、自分のペースで業務を進めることができます。
実際に私も、予定のある日はフレックスで定時より早く帰ったり、連休をとって旅行に行ったりと、プライベートの都合で業務を柔軟に調整しています。
5. 給料はそれなり?営業職とは違う
給料に関しては、研究職は一般的だと思います。特に、営業会社のようにインセンティブが強く反映される職種ではないため、固定の給与が中心です。そのため、一般職では研究職であろうが生産や事務系であろうが給与は変わりません。会社によって評価の受けやすさは変わるかもしれませんが。
一定のスキルや知識を持つ研究者にとっては、安定した収入が得られる職種であり、給与は「それなり」と言えるでしょう。ボーナスや待遇面も企業によって異なるため、企業選びは慎重に行うべきです。
6. 結論:研究職はブラックか?
結論として、研究職が「ブラック」かどうかは、会社や個人の働き方次第と言えます。
突発的な仕事や成果のプレッシャーはあるものの、裁量が大きく、自分のペースで働ける柔軟性もあります。忙しさをコントロールできる面が強いため、上手く働ける人にとっては魅力的な職であると感じます。逆にある程度ルーティン化された仕事をしたい人は、生産や事務系の方があっているかなと思います。自分にとってどのタイプの仕事があっているかを考えると、ストレスなく働くことができるでしょう。
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