化学系研究職の就活 ~インターンシップは重要?メリットは?~

就職・転職

化学系研究職を目指すにあたり、インターンシップは私にとって就活の鍵となる経験でした。今回は、私が参加したインターンシップの種類やそのメリット・デメリット、そして感想をお話ししたいと思います。

1. 研究職向けインターンシップの種類

私が参加した研究職向けインターンシップは以下のようにいくつかの種類に分けられます。


1Dayインターンシップ

1Dayインターンシップの内容は?
これは企業理解を深めるための1日限りのプログラムです。私が参加したものは主に、座学や会社説明、実際の社員との座談会を通じて企業の雰囲気や研究内容を知る場でした。会社によっては現場や工場見学もできました。また、社員の方との座談会もあり、その企業で働く人の雰囲気や、ネットでは知ることのできない情報を知ることができます。

1Dayインターンシップに参加するには?選考は?
これは、いくつか選考のパターンがありました。
大きく分けると、エントリシート のみ or エントリーシート→面接1回 の選考フローがあり、これは参加人数や企業の人気度によって異なってくるイメージです。

2Day〜5Dayインターンシップ

2Day〜5Dayインターンシップの内容は?
研究職向けのインターンシップには、2day~5dayや中には2週間の長期インターンシップもあります。研究職を目指す人にとって、短期のインターンよりも長期間のものがおすすめです。
私が参加した5dayインターンシップでは、実際に研究プロジェクトに関わり、テーマに基づいた実験を行いました。この期間、企業内での実務を通じて、プロフェッショナルとして求められるスキルや仕事の進め方を体感することができました。
この間、研究職の社員の方と密接に関わることができ、様々な情報を得ることができますし、実際にその企業が行う研究内容に触れることができるので、自分のやりたいこととマッチするかを見極めることができます。

2Day~5Dayインターンシップに参加するには?選考は?
私が参加したインターンシップは全て、
エントリーシート→面接1回 でした。エントリーシートでは大学での研究内容を、要旨やパワーポイントにまとめて提出したりと、実際の本選考に近い選考フローが多いイメージです。

2. メリット

インターンシップに参加する最大のメリットは、また、就職活動の全体的な流れや雰囲気に事前に慣れることができ、本選考時に場慣れできていることだと考えます。学生にとって、日ごろ企業で働く社会人と接する機会は少なく、ビジネスマナーなども、いまいちわからないのではないでしょうか。特に就活の独特な雰囲気は、慣れていないと緊張して本来の実力を発揮しにくいものです。そのため、本選考前にインターンシップを通して場慣れできることは大きなメリットになると考えます。

さらに、研究所でのインターンでは、現場で働く研究者との密接に関わることができることも重要でした。「どのようなキャリアパスがあるのか」「年収や福利厚生はどうか」など、実際に働いている人の話を聞くことで具体的なイメージがつかめました。また、会社によって働く人の雰囲気も全然違うものです。私の場合この「働く人の雰囲気」が最終的な志望企業を決める重要なポイントとなりました。

もう一点、早期選考の案内をもらえることも大きなメリットです。これは、企業によって異なりますが、インターンシップに参加することで早期選考の案内がもらえることがあります。これは、短期・長期関係なく案内がもらえる場合があります。これにより、早期に就活をできますし内定も得やすくなります。

3. デメリット

インターンシップのデメリットとしては、時間でしょうか。日々の研究に追われている人にとっては、選考やインターンにかける時間をつくるのも簡単ではないのではないでしょうか。実際に私もそうでした。
しかし、今振り返れば、インターンで得た経験は研究以上に実務的な視点を養う機会となり、就活も早期に終わらせることができるので、その後のことを考えれば、多少時間をかけてでもインターンシップに参加すべきではないでしょうか。

4. まとめ

個人的には、インターンシップは化学系研究職を目指す学生にとって、とにかくおすすめです。企業理解が深まりますしその企業の雰囲気を感じることができますし、就活の際にアドバンテージになることが多く、早期選考の案内を受けられるチャンスを掴むことも可能です。正直、メリットは多くデメリットはないのではないでしょうか。私も当時を振り返り、もっと多くのインターンシップに参加しておけばよかったと感じます。

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